いよいよパリ パラリンピックが始まりましたね。
オリンピックに比べると、放映時間も限定されているようで、温度差を感じてしまいます。
そんなこんなではありますが、日本人、金メダリスト第一号となった鈴木 孝幸選手のホロスコープを読んでみたいと思います。
アスリートの表示体は火星ですから、アスリートは太陽、月、木星のいずれかと火星がコンジャンクションか吉角を形成する人が、ほとんどです。
でも彼は、そのアスペクトがありません。
その代わりパラスが太陽とタイトにクインタイル(吉角)を形成しています。
パラスはギリシャ神話では戦の女神ですから、火星と同等にアスリートの表示体であると私は考えています。
実際アスリートはパラスが太陽、月、木星のいずれかとコンジャンクション、吉角を形成している人が多く見られます。
鈴木選手のパラスは木星ともタイトにトラインを形成していて、これも彼がアスリートであることを証明、そして成功することを約束していますね。
火星は本来の星座である牡羊座で強力、それが金星射手座とトラインを形成していて、スポーツでお金を稼ぐイメージです。
金星はお金を表す惑星ですから、それとコンジャンクション、吉角を形成している惑星が、その人の収入源になりうるのですね。
ここからはドラコニックチャートとネイタルチャート(通常のホロスコープ)との惑星間でできるアスペクトを、みてゆきます。
ネイタルチャートの太陽水瓶座とドラコニックチャートの土星射手座がセクスタイル(吉角)を形成していて、まさに努力の人であることがわかります。
先天的な四肢欠損を乗り越えての金メダル獲得ですから、並大抵の努力ではなかったと思いますね。
本当に尊敬してしまいます。
ネイタルチャートの月とドラコニックチャートのパラスはコンジャンクション、ネイタルチャートのパラスとドラコニックチャートの太陽はセクスタイルとなり、これも彼がアスリートであることを告げています。
占星術には対等測地学という技法があり、これは国(都市)と人にも相性があるという考えに基づいたものです。
国(都市)にも、それぞれホロスコープがありパリのアセンダント(ASC)は蟹座の26度、ミッドヘヴン(MC)は牡羊座の2度となります。
鈴木選手の太陽は水瓶座の2度ですからパリのミッドヘヴンとはセクスタイルとなり、相性の良い国であったことも追い風になったのでしょう。
このようにアスリートなら太陽か火星が吉角、一般の人も含めて金星、木星のベネフィックな惑星がコンジャンクション、吉角を形成する国、都市は幸運な場所となるのです。
一人でも多くの日本人メダリストが出ることを願っています!
彩矢佳
太陽 基本的な性格 社会運
月 感情 好み
木星 幸運 利益 発展 成功
火星 戦の神マース 運動能力 勇気 人物としてはアスリート 警察官等
金星 お金 愛情
土星 試練 制限 努力
パラス 戦の女神 人物としてはアスリート
ドラコニックチャート 通常のホロスコープのドラゴンヘッドを牡羊座の0度として全惑星を計算しなおしたホロスコープ。
龍頭図ともいいます。
アスペクト 惑星間の角度のこと
コンジャンクション 2つの惑星が重なっている状態
クインタイル 惑星間の角度が72度 吉角
セクスタイル 惑星間の角度が60度 吉角
トライン 惑星間の角度が120度 吉角
アセンダント ホロスコープの1ハウスのカスプ
ミッドヘヴン ホロスコープの10ハウスのカスプ