ハリウッドの元セレブカップル、ジョニー・デップとアンバー・ハードの訴訟合戦が繰り広げられていますね。
野次馬根性で二人の相性をみてみました。
アンバーの金星とジョニーの金星はタイトにコンジャンクションしていますから、これは出会った瞬間お互い強くひかれあう相性で、恋愛関係に発展するのに時間はかからなかったと思います。
アンバーの火星はジョニーのセレスにトラインとなりますから、結構アンバーの方が積極的にアプローチしたのではないでしょうか。
アンバーの火星は山羊座で年の離れた人を好きになる傾向があるし、23歳年上で月が山羊座のジョニーは、アンバーにとって基本、好きなタイプだったでしょう。
しかしアンバーの金星に対してジョニーの土星はスクエアとなりますから、これは厳しいですね。
アンバーは精神的に傷つけられることが多かったと思います。
男女問わず自分の金星にハードアスペクトを形成する土星を持つ相手には、厳しくされるし傷つけられることが多いので私ならこういう相手とは絶対付き合わないですね。
生活感覚を表す月はアンバーが天秤座でジョニーが山羊座ですからスクエアの関係となり、一緒に生活するにはお互いストレスのたまる相手だったと思います。
月同士の相性が悪いと、いわゆる気が合わないし生活感覚が合わないのです。
アンバーの火星とジョニーの木星がスクエアになっているのも気になりますね。
これは価値観の違いから争う相性で、特にアンバーの方が不満がどんどんつのっていったと思います。
怒りが沸点に達したといったところでしょうか。
アンバーの土星とジョニーのジュノーは、オーブをゆるく取るとスクエアとなるので、これも夫婦としてはマイナス要因ですね。
ジュノーは結婚の表示体なので、これが試練と制限を表す土星とハードアスペクトを形成すると、離婚率は高くなってしまうのです。
それぞれのホロスコープを見てもアンバーは月、水星、火星でTスクエアを形成していて、口が悪く激高しやすいし、
ジョニーも火星と天王星がコンジャンクションしていて忍耐強い性格とはいえず、こういう二人が結婚生活を維持するのは難しいところがあったのでしょう。
アンバーはバイセクシャルであることを公言していますが、金星と天王星がインコンジャンクションなので、それは確かでしょうね。
金星と天王星がコンジャンクションかハードアスペクトを形成する人は同性愛者、バイセクシャルの人が多いです。
一方ジョニーは牡牛座の金星が水星とタイトにコンジャンクションを形成していて、自分よりずっと年下の華奢な美女がお好きなようですね。
ウィノナ・ライダー、ケイト・モス、ヴァネッサ・パラディ等、歴代のジョニーの彼女たちを見てそう思います。
ただ彼の金星は土星とスクエアを形成しているので、若い女性には結構厳しいと思います。
最後にアンバーとジョニーのコンポジットチャートを見ますが、太陽と金星はコンジャンクションで、それに木星がセクスタイルを形成していますから、ここだけ見れば円満な夫婦です。
しかし金星と天王星がタイトにインコンジャンクションを形成していて、これははっきり言って致命的ですよ。
金星は結婚、愛情の表示体ですから、そこに離別を表す天王星がハードアスペクトを形成すると離婚率は高くなります。
コンポジットチャートで金星と土星がハードアスペクトを形成しているカップルも行く末は厳しいかもしれません。
ちなみにコンポジットチャートというのは二人のホロスコープを重ねて中間点を出し、そのアスペクトで相性を見るという技法です。
一度は夫婦だった二人が裁判で罵り合っているのを見るのは、気持ちの良いものではありませんね。
裁判の早い終結を望みたいところです。
彩矢佳
金星 愛情 恋愛 結婚
火星 情熱 女性にとっては好きなタイプを表す
月 感情 好み
土星 厳しさ 制限
アスペクト 惑星間の角度のこと
ハードアスペクト 凶角 スクエア(90度)オポジション(180度)インコンジャンクション(150度)
ソフトアスペクト 吉角 トライン(120度)セクスタイル(60度)
コンジャンクション 2つの惑星が重なっている状態 つまり0度
水星 言語 コミュニケーション能力 年下 若い人
天王星 異端のもの、人 変化 離別
木星 利益 発展 幸運
コンポジットチャート 2つのホロスコープを重ねて中間点を出して相性をみる方法
ジュノー 結婚の表示
セレス 愛情 養育
Tスクエア 2つの惑星がオポジションを形成して、それぞれの惑星にもう一つの惑星がスクエアを形成している状態で
困難を表す