占星術

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占星術でみる健康運

前回、健康運について少し書かせていただきました。
今回は、それをもう少し掘り下げて書いてみようと思います。

私の父は太陽獅子座、木星牡羊座でトライン(吉角)を形成していて健康面は恵まれていましたし、実際めったに風邪もひかない人でした。
占星術では牡羊座、獅子座、射手座の火の星座と、天秤座は体質が強い星座と考えられていて、
太陽、月、ホロスコープの1ハウスの星座であるアセンダントが、それらの星座に入っている人は比較的、健康面では恵まれていると考えられています。
それらに幸運、拡大を表す木星が吉角を形成していれば、よりその傾向は強くなります。
ところが私の父は2009年7月に同級会で飲酒して帰宅後、脳梗塞で倒れドクターヘリで救急搬送されました。
3日間生死をさまよい、なんとか一命はとりとめたのですが、半身まひ、言語障害の重い後遺症が残ってしまい以降、寝たきりの身となってしまいました。
そんな父を自宅で母と二人で介護したのですが2014年4月、検査入院中、容態が急変し帰らぬ人となりました。
74歳でした。
寝たきりになってしまった以上、いつ何があってもおかしくないと覚悟はしていましたが、自宅で平和に逝かせてあげたいという思いがあった
ので、最後が病院のベッドの上だったというのは残念ではありました。
それでも父を看取ることができたのは、娘として幸せな事だったと思います。

占星術では太陽、月、アセンダントの星座もしくは、それらに凶角を形成する惑星と、その星座が患いやすい箇所、病気の原因になると考えられています。
私の父は月が魚座、それに対し海王星がオポジション(凶角)を形成していたので、海王星が表す酒で健康を害する結果となったのでしょう。
父は大の甘党で自宅では、めったに酒は飲まなかったのですが、誘われて外で飲むとザル(いくらでも飲める)という変わった人でした。
普段の食事も、かなり偏っていて塩辛いものが好きで大の野菜嫌いでしたから、それも大きな原因だったと思います。
いくら母や私が、塩分を控えて野菜を食べるように言っても全く聞く耳を持ちませんでした。
一病息災という言葉がありますよね。
程度問題だとは思いますが、一つくらい病気を持っていたほうが普段健康管理している分、長生きできるということなのでしょう。
逆に私の父のように健康面で恵まれていると、それを過信して突然、病に倒れるということもあるのです。
本来、父の家系は長生きの家系で80歳、90歳以上生きている人が、ほとんどです。
父も食事内容に気を付けて、酒もほどほどにしていたら今も元気でいたと思うのです。

私はホロスコープで太陽と土星がオポジション(凶角)を形成しているので、父親か夫が大病するかもしれないというのは
予測できたことではありました。
このアスペクトを持つ人が必ずそうなるとはかぎらないと思いますが、たいてい父親の事で苦労していますね。
父親と不仲だったとか、疎遠であったとか。
仕事の事でみる場合、このアスペクトを持つ人は、基本的に上司運が悪いので会社勤めしても不遇だったりします。
努力すれば一芸に秀でることができるので、何かを専門的に勉強してフリーランスで食べていくことを
考えた方がいいでしょう。

太陽、月、火星が海王星とコンジャンクションや凶角を形成している人は、お酒好きの人が多いと思いますが
くれぐれも飲みすぎにはご注意くださいね。
健康を害してしまいますから。

彩矢佳

占星術用語の意味
太陽 基本的な性格 先天的な健康運
月 後天的な健康運
アセンダント ホロスコープの1ハウスの星座で体質を表す
海王星 酒 薬 芸術
土星 試練 制限 良い意味では安定
木星 幸運 拡大
アスペクト 惑星間の角度の事
トライン 惑星間の角度が120度 吉角の一種
オポジション 惑星間の角度が180度 凶角の一種